韓国の味とパリパリ食感 コキオチキン コキオ(大田原)

下野新聞
2022年9月23日

カレー風味のフライドチキンと、甘辛のタレを絡めたヤンニョムチキンの2種類がある「コキオチキン」。日本の唐揚げとは違った匂いや味、パリパリの食感が癖になる。大根の酢漬けと細切りキャベツのサービスもあり、チキンを食べる手が止まらない。

「コキオ」は、韓国出身の趙媛賀(チョウォンハ)代表(50)が「韓国の家庭料理を知ってほしい」と8年前に開業した韓国料理店「タモア」に隣接する。数年前、大田原市の新春恒例イベント「大田原花市」に出店した際にタッカンジョン(骨なしチキン)が好評だったことや、新型コロナウイルス禍でテイクアウト需要が高まったことから、今年1月にテイクアウト専門店としてオープンした。

店名のコキオは、韓国での鶏の鳴き声。趙さんは「日本でいうところの『コケコッコー』だね」とほほ笑む。

調味料などを韓国から取り寄せ、幼い時に食べた味を追求している。注文を受けてから揚げるが、「冷めてもおいしい」と独自の調理法に自信を見せる。

明るいキャラクターも人気の趙さんは市内に移り住んで20年。「温かくて優しい人たちばかり。心が落ち着くまち」と笑顔で話した。

■メモ コキオチキンは1羽(約900グラム)2500円など▽大田原市本町1の1の10、プラザ本町ビル1階▽営業時間 午前11時~午後9時(ラストオーダー8時半)▽定休日 月曜▽(問)080・1171・8096。