《茨ぱん(ibapan)》スイートパンプキン ベジジ(水戸市) ほくほく、自然な甘み

茨城新聞
2022年9月11日

自家栽培の野菜を使った菓子パンや総菜パンを中心に販売するベジジ(水戸市)。野菜をメインにするのは、店主の羽石優美さん(45)の息子が野菜嫌いだったため。「健康のためにもなんとか食べてもらいたい」と試行錯誤の末、パンに取り入れたところ、成功したという。

心がけるのは、野菜の風味を消しすぎないこと。甘みや食感を生かし、あくまで食べやすく工夫することに力を入れる。材料は国産を使用し、野菜ごとに小麦やバター、牛乳の量など材料を調整している。

羽石さんは調理師専門学校を卒業後、都内の大手パン屋に勤務していたが、「一から手作りしたものを提供したい」と独立。自宅でパン教室を開いたところ、生徒から好評を得て2010年に店を構えた。

人気商品は、ほくほく感のある、自然な甘みのカボチャあんが入った「スイートパンプキン」(180円)。生地にホウレンソウを練り込んだ、辛さ控えめの「ポパイの雑穀カレーパン」(215円)もお薦めだ。

野菜以外にも、ちくわにツナマヨを入れて生地で包み、チーズをかけてこんがりと焼いた「ちくわパン」(225円)や定番のあんパン、食パンまで品ぞろえは豊富。

水戸市鯉淵町4586の3
定休は日、月、火曜
営業時間は午前11時~午後5時
(電)029(259)7989