J2水戸、農産物サブスク開始 食の魅力発信 8日から

茨城新聞
2022年8月5日

サッカーのJ2水戸ホーリーホックは、農産物を毎月定額で届けるサブスクリプション(サブスク)サービスを開始する。水戸市宮町の水戸駅北口マイムビル「AREA310」で記者会見を行い、概要を説明した。8日から専用のウェブサイトで契約の受け付けを開始する予定。

茨城県の食の魅力を発信することや地産地消を目的とし、県内の提携農家で栽培した野菜を詰めた「GRASS ROOTS FARM BOX」(グラスルーツファームボックス)を販売する。月額3480円で毎月1回、7~10種類の野菜(2~4人前)とレシピ、選手のポストカードなどが届く。

J2水戸は昨年9月に「GRASS ROOTS FARM」のブランド名で農業に参入し、ニンニクなどの栽培を行ってきた。今季はケーズデンキスタジアム水戸(同市小吹町)で行われるホーム戦で、ホームタウンの特産品を販売。7月30日の大宮戦からは、選手らが栽培や収穫に携わった「ホーリーにんにく」の販売も開始した。各地から訪れるサポーターに地元産物をPRしている。

宣伝部長を務めることになった村田航一選手(25)は「水戸の取り組みや農業そのものについて、もっと知ってもらいたい」と意気込みを話した。