《茨ぱん(ibapan)》焼きそばパン 「パンや黒猫」(茨城・ひたちなか市)

茨城新聞
2022年7月9日

「必要と認めた部分には、手間を惜しまない」がモットーのパンや黒猫(茨城県ひたちなか市)。店頭に並ぶ約40種のパンや焼き菓子は、オーナーの冨山篤子さん(52)が1人で作り、販売している。「お客さんの喜ぶ声が聞きたくて」と、季節に合うフルーツを取り入れた期間限定品や動物などの顔を描いたキャラパンも手がけ、常連客を飽きさせない工夫を凝らす。

冨山さんはパン作りを始めて20年以上。主に県外のパン屋に勤務し、腕を磨いた。長年、自身の店を持ちたいと思っていたところ、ひたちなか市に気に入った物件があったことから、昨年11月に念願の店を構えた。

学生や会社員、お年寄りと客層は幅広く、地元住民が多いという。気軽に足を運んでもらうため、価格は1個100~200円台と控えめ。お薦めは、焼きそばをパンの中に閉じ込め、食べ応え十分の「焼きそばパン」(220円)。焼きそばをパンで包むことにより、「時間がたっても麺が乾燥せず、しっとりしておいしい」と冨山さん。

フランスの焼き菓子「カヌレ」(1個30円、6個170円)は、小ぶりで程よい甘さのため、お茶菓子や差し入れに人気という。他にも「メロンパン」(110円)といった定番の菓子パンや総菜パンも提供する。

ひたちなか市大平1の4の17
定休は木・金曜
営業時間は午前7時半~売り切れ次第終了
(電)080(4465)9605