驚く肉のボリューム ロースカツ定食 鳥よし(大田原)

下野新聞
2021年11月5日

 厨房(ちゅうぼう)で黙々と調理する店主の吉澤健治(よしざわけんじ)さん(69)の黒いTシャツの背中には赤い文字で「ボリュームランチ!」と書かれている。

 縦約10センチ、横約17センチ、約150グラムのロースカツが2枚重なった「ロースカツ定食」は、インパクト抜群。サクサクの衣と柔らかくジューシーな肉をたっぷり堪能できる。食べきれずに持ち帰る人も多いという。

 「鳥よし」は22年前、居酒屋としてオープン。開業前の約20年間、大田原市内で精肉店を営んでいた吉澤さんは「安く仕入れた分、量を増やしている。来た人の驚く顔が楽しみの一つ」と笑顔を見せる。

 多くの人に満足してほしいと、ランチ時は豊富な定食メニューが並ぶ。「和風ステーキ定食(200グラム)」や「和風ハンバーグ定食(300グラム)」なども人気で、5升の炊飯器で炊いたご飯がなくなることもあるという。

 2代目篤(あつし)さん(42)のTシャツに書かれているのは「焼き鳥バカ」。鶏を1羽丸ごと仕入れて店内でさばき、三十数年継ぎ足している秘伝のタレとこだわりの備長炭で焼く焼き鳥も自慢の逸品だ。

 ■メモ ロースカツ定食は880円▽大田原市薄葉2065▽営業時間 午前11時半~午後2時、午後5時半~11時▽定休日 日曜と第2、4月曜▽(問)0287・29・1331。

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