おいしさ、楽しさも提供  那須高原和牛ハンバーグ 那須高原バル(那須)

下野新聞
2021年10月22日

 那須街道沿いに3月オープンしたレストラン「那須高原バル」。地元の食材を集めた「那須高原和牛ハンバーグ」は自慢のメニューだ。県産の黒毛和牛を使った150グラムのハンバーグにはデミグラスソースとチーズがかけられ、切った瞬間にあふれる肉汁と溶け合う。皿から飛び出しそうなソーセージは長さ約23センチで、食べ応え抜群。付け合わせには町内農家が育てた季節の野菜などを使っている。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で外出自粛などが続いていた今春、レジャー施設で企画広報などを担当していた望月旭(もちづきあきら)さん(47)が「自分に今できることは何か。“食”を通していろんな人を楽しませられないか」とレストラン経営を企画。20年以上勤めた職場を去り、同時期に退職した部下と店を開いた。

 レジャー施設出身ならではの発想で、エンターテインメントとおいしさが詰まった料理を提供。ハート形のピザや地元の茶臼岳をイメージしたカレーなど工夫を凝らしたメニューが並ぶ。

 那須は秋の行楽シーズンを迎えた。店長の望月さんは「外食の楽しさを思い出の一つとして持ち帰ってもらいたい」と語った。

 ■メモ 那須高原和牛ハンバーグ(サラダとライスまたはパン付き)は2800円▽那須町高久乙2741▽営業時間 午前11時半~午後9時▽定休日 火曜▽(問)0287・73・5214

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