《茨ぱん(ibapan)》パン工房JIN(茨城県那珂市) ふすま食パン、小麦の味わい楽しむ

茨城新聞
2021年8月8日

畑に囲まれた民家の一角にある同店。店名は、店主の鈴木仁(さと)子(こ)さんの名前から取った。メインは食パンで、鈴木さんがほぼ1人で切り盛りするため、予約販売が基本。卵や牛乳を使わない同店のパンは、北海道産をはじめとする国産小麦の味わいをダイレクトに感じられるほか、食べ応えのある少し硬めな“ミミ”とふんわりとした生地の対比が楽しい。

商品は食パンと小型食パン、ミニパンの3パターンで計17種類。ほとんどがオリジナルで、2007年のオープン以来、試作を重ねて種類を増やしてきた。鈴木さんは「材料のちょうどいい配合を見つけるのが難しかった」と振り返る。

食パンを主力にしたのは、「飽きがこず、トッピングなどでアレンジすれば毎日でも食べてもらえる」ため。実家を増築してできた同店には、客からの予約電話が日々絶えない。鈴木さんは「常連さんが宣伝してくれるのでありがたい」と笑顔。あまりの盛況ぶりに、母の喜久江さんが接客を手伝うことも多いという。

おすすめは、小麦の表皮や胚芽を焼いて混ぜた「ふすま食パン」(3斤940円、1.5斤470円)。一般的な食パンに比べ、低糖質、低カロリーなため、健康志向な常連客からも人気が高い商品だ。

茨城県那珂市飯田1674の3
定休は月曜と第3火曜
営業時間は午前10時~午後5時、要予約。
(電)029(298)4847

地図を開く 近くのニュース