市内山林を開墾、天然木でトレーラー 鹿嶋の建築業者 ランチ持ち帰り開業

茨城新聞
2021年6月6日

来訪者に自然の中で穏やかな時間を過ごしてもらおうと、茨城県鹿嶋市の建築業者が市内山林の開墾作業に取り組んでいる。整備済みのエリアには、既に手作り料理を販売するテークアウト専門店「森のごはん」も開業。総面積5千平方メートル以上に及ぶ開墾は道半ばだが、将来は誰もがくつろげる居場所にしてもらいたい考えだ。

この事業者は、住宅設計・施工の「ビスミラ」(同市宮中、長谷川敏絵CEO)。長谷川CEOらが昨年に土地を購入し、同年夏から下草刈りなどの整備を開始。今年春に店をオープンさせた。

店内では、季節の食材をふんだんに使った日替わりランチ(500円)と副菜(200円)を販売。整備済みの敷地にはベンチが置かれており、風にそよぐ樹木や野鳥のさえずりを聞きながら飲食を楽しむことができる。営業は火~金曜の午前11時~午後2時。

店舗は天然木を活用したトレーラーハウス。今後は、開墾状況に応じて敷地内に同様の店舗を複数設置したい考え。

長谷川CEOは「日ごろ忙しい人や疲れている人に、ゆっくりと穏やかな時間を過ごしてもらえれば」などと話した。

同店は6月8日限定で、ボリューム満点の「おとなさまランチ」(1200円、要予約)の販売イベントを実施する。

問い合わせは、長谷川CEO(電)080(4810)0039へ。

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