電子雑誌 茨城・常陸大宮の旅紹介 女優の川栄さん 高部宿散策、すき絵体験

茨城新聞
2022年2月16日

女優の川栄李奈さんをナビゲーターに迎え、茨城県常陸大宮市の魅力を発信する旅行電子雑誌「月刊 旅色」1月号が、このほど発刊された。川栄さんが1泊2日の日程で市内を旅し、常陸大宮ならではの体験や観光スポット、食などを紹介する。ウェブ(https://tabiiro.jp/)では昨年12月下旬から公開中で、無料の紙冊子が1月下旬に発行された。

観光PRを目的に、同市と創刊15周年の同雑誌を手掛けるブランジスタメディア(本社東京)が提携。「旅色」は旬の人気女優が起用され、全国各地の魅力を発信している。今回、今月からNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」で3代目ヒロインを演じる川栄さんが、昨秋同市を巡った旅の内容を特集した。

栃木県との県境にまたがる「鷲子山上神社」で祈願し、宿場町の建造物が残る「高部宿の町並み」を散策。山方地区の「休場展望台」や御前山地区の「三王山自然公園」から360度パノラマの絶景を楽しんだ。

また、「西ノ内紙 紙のさと」ですき絵を初体験し、那珂川でカヌー体験も堪能。食事では川魚の天ぷら付きの手打ちそば、ウナギのかば焼きなどに舌鼓を打った。途中、「道の駅みわ★ふるさと館 北斗星」や「道の駅常陸大宮~かわプラザ~」に立ち寄った。

川栄さんは、同誌のインタビューで「こんなに素敵な場所があったんだ!と新たな出会いがたくさんあった旅でした。歩くのが好きなので、次回はのんびりハイキングをしてみたい」とコメントしている。

同市商工観光課は「コロナ収束後はぜひ、この旅色を片手に、常陸大宮市であなたの旅の色を見つけてほしい」と話す。「旅色」の紙冊子は約2万部作成し、市イベントや市内2カ所の道の駅などで配布される。