《茨ぱん(ibapan)》季節の酵母パン punch(つくば市) 自然の甘さ ほんのり
茨城新聞
2021年4月8日
茨城県つくば市金田のイチゴ農家「苺家」産のとちおとめを酵母にし、焼き上げた「つくば産いちご酵母の山型食パン」(360円)。1~5月までの期間限定販売。この時季の人気商品の一つという。一口頬張ると、イチゴの香りが広がり、ほんのり自然の甘さが感じられる。
punchは青木孝浩さん(41)、阿弓さん(31)夫妻が切り盛りする。孝浩さんは筑波大学芸術専門学群を卒業後、作家活動を行っていたが趣味のパン作りにのめり込み、独学で天然酵母を学び、県内のパン屋で修業後同店をオープン。今年5年目を迎えた。「天然酵母は色や香りが面白い。酵母は全て自家製です」。庭取りのユズやブルーベリー、梅などを使った季節の酵母を取り入れている。
自宅に併設されたこぢんまりとした店内には、約30種類のパンが並ぶ。中でもお薦めなのが、国産デラウエアレーズン酵母の「バゲット」(270円)や、市内で無農薬栽培された小麦ふすま(外皮)で焼き上げた「ふすまメロンパン」(200円)。「この土地だからできたパン。季節感、つくばの食材の豊かさを感じてほしい」と、情熱を傾ける。
つくば市要320の1
定休は火・水曜日
午前10時~午後7時(売り切れ次第終了)
(電)050(1537)7860
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