地元女性が作る素朴さ 野菜天盛り付きもり そば処くにもと(宇都宮)

下野新聞
2021年3月21日

道の駅うつのみやろまんちっく村内にある農村レストラン。国本地区の女性たちが作る素朴な味が魅力のそば店だ。道の駅オープン1年前の1995年、そばで国本地区を活性化しようと主婦らが結集。そば打ちの修業を始め、翌96年に開店した。

地元新里町をはじめ鹿沼市など県内産地のそば粉を中心にブレンド。四季を通じて安定的においしいそばを出すことを心掛けている。

少し太めの田舎そば。こしが強く、ほのかに甘いそば本来の味がする。天ぷらの野菜も地元産で、毎月変わる。3月はウドと春菊、マイタケ。ウドは店長の藤野陽子(ふじのようこ)さん(66)宅のもの。

野菜天盛り付きもり(千円)が人気。今の時季は味わえないが、冬限定のけんちんそばは開店前に行列ができるほどだ。

現在15人がローテーションで店を切り盛りする。女性たちの温かい会話を楽しみにする常連客も多数いる。藤野店長は「地元に愛される息の長い店にしたい」と笑顔で話す。

【メモ】宇都宮市新里町丙254、道の駅うつのみやろまんちっく村内。午前10時~午後3時半(午後3時ラストオーダー)。第2火曜定休(道の駅の休みに準ずる)。(問)028・665・8841。

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