「人の温かさ伝えたい」 守谷の子ども劇団 28日、取手で1年越し公演 自宅鑑賞も
茨城県守谷市を拠点に活動する劇団「守谷子どもミュージカル」は今月28日、取手市内でミュージカル「ピエロ人形の詩(うた)」を上演する。新型コロナウイルスの影響で、1年越しの公演。団員は「去年できなかった分の思いも込め、見ている人に元気や人の温かさを伝えられる舞台にしたい」と、公演に向けて稽古に励んでいる。
同劇団は、児童劇団「大きな夢」(東京都稲城市、青砥洋代表)の全国26カ所ある中の一つで、多彩な講師の下、ミュージカルを楽しみ学んでいる。守谷は小学生から高校生までの男女21人が所属している。
定期公演は毎年春に行っているが、昨年は新型コロナの影響で延期。今回は1年越しとなり、観客を減らすなど、感染防止をした上での公演となる。
「ピエロ人形の詩」は、ファンタジーの中に少女の成長を描いている。ひとりぼっちでひねくれもの少女のナナの前にピエロ人形が現れ、ナナは不思議な体験をしていく。ピエロ役の高野星希(ほまれ)さん(16)は「ナナの気持ちを変えていく言葉を、見ている人にも伝わるように演じたい」と意気込む。本来なら昨年の公演で卒団だった高野星凜(しょうり)さん(19)は「コロナ禍で公演ができない、仲間と会えないという日々を経験した。今回のミュージカルでは、人と人とのつながりや温かさを伝えられれば」と話した。
会場は取手市東の市民会館。劇場での鑑賞のほか、自宅鑑賞のチケットも用意している。昼の部午後1時、夕方の部同5時。劇場鑑賞は指定席2千円、自由席(前方)1800円、同(後方)1500円。同当日2千円。自宅鑑賞は配信チケット2千円。収録配信日は4月3~6日。チケットの申し込みは、http://moriyakm.comへ。
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