日中韓の若者躍動 日立でアジアンビートフェス
日本、中国、韓国の若者がダンスや音楽でパフォーマンスを繰り広げるアジア青年国際交流事業「アジアン ビート フェス2016」が24日、日立市幸町の日立シビックセンター音楽ホールで開かれた。3カ国からダンスチーム6組を含む計10組が出演し、躍動感あふれるステージを披露した。県日中友好協会と各国関係機関が主催。
同市の小川春樹市長の開会宣言後、橋本昌知事らが見守る中、日本からは日立市を拠点に活動する「あい舞みい」などダンス4組とバンド1組の計5組、中国からはダンスチーム「白眼少女」とバンドの計2組、韓国からは実力派バンド「青い翼」、ダンスチーム、郷土芸能の計3組が登場した。
本県を代表するダンスチーム「Japarad(ジャパラッド)」は高校1年から21歳までの女性11人が出演。ヒップホップやロックなどさまざまなジャンルを取り入れた独自のダンスで来場者を魅了した。各団体の演技を熱心に見ていた明秀日立高2年の藁谷祐輔さん(16)は「国は違ってもお客さんを感動させたいと思う気持ちは一緒。全てのステージが素晴らしいかった」と話した。
同イベントは、若者たちの相互理解と国際交流を図る目的で2010年から3カ国持ち回りで実施。本県での開催は3度目となり、舞台の運営にも県内や各国の大学生・高校生らがボランティアで携わった。25日にも3カ国の若者が地元の観光スポットの見学などを通じて交流した。
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