《茨ぱん(ibapan)》干し芋スティック 「浜ベーカリィ あじぱん」(ひたちなか市) 特産品を食べやすく

茨城新聞
2020年12月3日

ひたちなか市にある「浜べーカリィ あじぱん」の「干し芋スティック」。干し芋と相性のよい香ばしいクルミを練り込み、食感の違いが楽しめる。同店を営む横幕晴彦さん、茂世子さん夫妻は「近くに干し芋の加工場があり、サツマイモ畑も広がる。地元の特産品を使ったパンを作りたかった」と話す。棒状の食べやすい形は、ドライブやお出掛けのお供になるように工夫した。おやつにも合う。

横幕さん夫妻は北海道出身。晴彦さんの仕事の都合で11年前、ひたちなか市に越してきた。阿字ケ浦の海が近い環境が気に入って、60歳で定年退職した晴彦さんと、趣味でパン作りを約30年続けてきた茂世子さんは2017年11月に店を開いた。北海道産小麦の「春よ恋」「ゆめちから」と自然酵母にこだわって作るパンは「しっとり、もちもち」。

ドイツの伝統菓子「シュトーレン」=同左=とチョコレートマーブルのパン「樹の輪」は、茂世子さんがずっと家族にせがまれて作ってきた味。シュトーレンはラム酒などに漬け込んだドライフルーツやナッツを生地に混ぜ込み、しっとりと焼き上げる。クリスマスシーズンの11、12月、店頭に並ぶほか、通年で予約を受け付ける。

ひたちなか市阿字ケ浦町391の2
火曜・水曜定休
午前7時~午後5時
(電)029(210)1877

地図を開く 近くのニュース