地元と沖縄の味一皿に 那須野菜のランチプレート 喫茶新川屋(那須)
色彩豊かな旬の野菜が皿いっぱいに盛られた「那須野菜のランチプレート」。夫婦が営む小さな喫茶店の一押しメニューだ。
那須町芦野出身で店主の新川夏澄(あらかわかすみ)さん(41)は「季節ごとの野菜のおいしさを楽しんでもらいたい」と、新川さんの実家や地元農家が育てた新鮮野菜を使うことにこだわる。プレートの料理はサラダやスープ、グラタンなど約10種類。夫真己(まさき)さん(45)の出身地・沖縄県にちなんだラフテー(沖縄風角煮)や、もずくの天ぷらなどの沖縄料理もあり、那須と沖縄の味を一皿で堪能できる。
新川さんの実家敷地内にある店は、昨年6月に開店したばかり。明治時代に建てられた牛舎を再利用し、レコードを聞きながらコーヒーと料理を楽しめるようにした。
真己さんは「昔ながらの農村生活は日本の文化。その良さを発信し、体験してもらえる場所にしたい」と話す。新川さんは「都会から来た人には田舎の良さを、地元の人には田舎にはまだたくさんすてきなものが残っていることを伝えたい」と意気込む。
那須野菜のプレートは1日数量限定。事前予約がお勧めだ。
■メモ 那須野菜のランチプレートは1380円▽那須町芦野2350▽営業時間 午前11時半~午後5時▽定休日 火、水、木曜▽(問)080・2165・8444