「マスクで手まり寿司」発売 大洗・こうじや 具材に常陸牛など
茨城新聞
2021年2月24日
「お弁当の万年屋」を運営する弁当製造販売のこうじや(大洗町磯浜町、鈴木良成社長)は16日、マスクを外す時間を短くして食事ができる「マスクで手まり寿司(ずし)」を発売した。口に入れやすいようひとくちサイズに握られた手まり寿司は、一つずつ包装され衛生面にも配慮した。
具材は県ブランド牛の「常陸牛」をはじめ、レンコン、枝豆、ニンジンなど県産の食材にこだわった。常陸牛の肉巻き寿司3種とそぼろ寿司4種、サツマイモの茶巾の合計8種を彩り良く詰め合わせ、販売価格は税込み1480円。約4カ月試行錯誤を重ね、保存料や合成着色料などは使用せずに消費期限を48時間にすることに成功。一部地域を除き全国発送も行う。
同社の鈴木由紀子専務は「コロナ禍で外食向けなど農産物の需要が減り、県内でも多くの生産者が苦しんでいる。観光客が激減するなか、安心・安全な茨城の食を県外の方にもアピールしたい」と意気込みを語った。
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