《釣り》茨城・土浦の管理釣り場でトラウト ルアー底に沈め誘う

茨城新聞
2022年2月5日

■色、重さ変え釣果20匹

1年を締めくくる釣り納めをしようと昨年末、茨城県内で初めてブランド「頂鱒(いただきます)」を放流している土浦市の「フィッシングエリアJ」に行ってきた。管理釣り場でプラグ、スプーンなど疑似餌でトラウトフィッシングするのがエリアトラウト。手軽に楽しめるため近年人気だ。

管理釣り場によって魚種は異なるが、主にニジマス、ヤシオマス、イワナ、サクラマス、イトウ、ロックトラウトなど釣り物は豊富。ビギナーでもマス類を釣りやすく、冬場でもたくさん釣れる。

タックルは6フィート(約180センチ)のエリアトラウト専用ロッドがよい。最初の一本は硬さUL(ウルトラライト)、L(ライト)がお勧めだ。

リールはスピニングリール、1000~2000番でギア比はノーマル。ラインはナイロン、フロロ、エステル、PEとあるが初心者にはトラブルの少ないナイロンで3ポンド前後が手頃。

ポンドは水質クリアな1号池、マッディー(濁っている)な2号池、ロックトラウト、大型の頂鱒が潜む3号池-の三つ。

数釣り好きな私は手始めに2号池から。冬場は中層~底付近に魚がたまりやすく、ルアーを底まで沈めてから巻く。天気や時間帯によっても魚のレンジ(魚の居場所)が変わるので、各層にスプーンをカウントダウン(沈める)し、巻いてみるのがよいだろう。

水が濁っている場合、魚は蛍光ピンク、グロー(蓄光)など強い色のスプーンに反応が良い。朝一は氷点下近くまで気温が下がったため、魚のルアーへの反応が悪かった。そこでスプーンのウエートを1・2グラムから0・9グラムに落とし、ゆっくり底の方を巻いてくるとヒット!

手始めはスプーンで。蛍光色など強い色の方が反応がよかった

 

 

きれいなニジマスが釣れたがアタリが続かない。スプーンのウエートをそのままに色をチャート(蛍光黄色)に変えてみる。魚が慣れないようルアーを代わる代わる使うのもルアーフィッシングの面白みであり、難しいところでもある。そうこうするうち再びヒット。ニジマスが上がった。

次はスプーンからクランクベイト(プラグ)にチェンジ。メリットはゆっくり巻けて魚にアピールすること。するとまたまたヒット。この日はクランクベイトが大当たりだ。その後もルアーを変えながら20匹ほどを釣り上げた。

管理釣り場は冬場だけと思われているが、適水温が15度前後になる春が最盛期だ。(キャスティングつくば店・飯塚大輔)