《いらっしゃい》「酒処 ふらいぱんいま~じ」 茨城県産食材生かしたランチ提供

茨城新聞
2021年5月10日

「フライパン一つでなんでも作る」をコンセプトに、茨城県産食材を生かした地産地消のランチを提供する「酒処 ふらいぱんいま~じ」(水戸市笠原町)。オーナーの木村国世さん(35)は近くでイタリアンバル「ヴェッキオアルベロ」も営む。

東京出身で都内のイタリアンレストラン2店で修業。7年前、知人の紹介で県内に移住した。不慣れな環境に孤独感もあったが、「農家の方々をはじめ、支えていただいた地元の皆さんに感謝の気持ちが生まれた」と県産食材を使うことに、強い思いを込める。

開店3年目。これまで夜営業が中心だったが、コロナ禍を受け昼営業にも力を入れる。座敷席だった店内も木目を生かした手作りのテーブルと椅子席に一新した。

水戸市の浅倉ポークや大洗町で仕入れたハナダイなどが笠間焼の器を彩る日替わりの「地産地消ランチ」(1300円)が目玉。また、カブやタケノコなどをふんだんに盛った「春野菜のペペロンチーノ」(1000円)、自家製デミグラスソースとトマトソースでアクセントを付けた「奥久慈卵のふわとろオムライス」(同)も自慢の品だ。

「生産者の思いを料理を通して伝えていきたい」。フライパンを振る腕に力が入る。

水戸市笠原町600の35。県庁から北東へ徒歩約10分。平日午前11時半~午後9時、土、日曜、祝日午後6~10時。県による5月5日までの時短要請期間中は午後8時まで。ランチは平日のみ。月曜定休。(電)029(241)8882

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