目の前ではじける肉汁 爆弾ハンバーグ フライングガーデン 小山

下野新聞
2021年1月31日

 俵形にまるっと膨れた熱々のハンバーグには、牛肉のうま味がたっぷり詰まっている。レストランチェーン「フライングガーデン」の看板料理としておなじみの「爆弾ハンバーグ」だ。

 客の目の前で「マイスター」の称号を持つ店員が切り分けると、肉汁が鉄板ではねて飛び散る。そのさまは、まさに「爆弾」。口に運べば粗びきの肉の味わいが広がり、食べ応えも十分。和風とにんにくの2種類のソースが付くのもうれしい。

 安全とおいしさを第一に考えて選んだオーストラリアやニュージーランド産牛肉を使うのがこだわりだ。

 県内16店舗、関東で全60店舗を展開し、その本社を構えるのが小山市。市内では2店舗で「爆ハン」を味わうことができる。

 過酷な試作と試食の日々で体に変調を来し、医師に「このままだと死にますよ」と言われてまで商品開発に懸けた野沢八千万(のざわやじま)社長(73)。約30年前の販売開始から今年は3回目の丑年(うしどし)だ。「変わらない味のため、時代に合わせた進化を続ける」。信念は変わらない。

 【メモ】キングサイズ単品999円(税別、250グラム)。本社は小山市本郷町3の4の18。市内に小山50号店と小山犬塚店がある。

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