《茨ぱん(ibapan)》ミニクロワッサン シゴニュ(茨城・小美玉市) 幸せ運ぶ食感と甘さ
小麦粉や卵、牛乳など材料のほとんどを茨城県内産で賄う「シゴニュ」(同県小美玉市)。中でも小麦粉は、約5年前から県産の「ゆめかおり」を使用。「お客さんからは『よりおいしくなった』という声を頂いた」と店主の菅波裕さん(48)、克美さん(50)夫妻。それまで使っていた小麦粉から切り替えるに当たり、生地の混ぜ時間や水分量など、細かい調節をしながら試作を重ね、納得のいく味に仕上げた。
2人は、都内のパン屋で修業中に出会い、結婚。克美さんの地元、小美玉市で1998年に店を開いた。以来、20年以上にわたり、夫婦で20~30種類ある商品を朝から仕込み、店を切り盛りしてきた。
看板商品は「ミニクロワッサン」(100グラム168円)。軽い食感で甘みがあり、「子どもから大人まで食べやすい」と克美さん。バターと卵の風味にチョコレートがアクセントの「ブリオッシュショコラ」(220円)は、新婚旅行で訪れたフランスで食べた味を再現した。日曜限定の「フランスパン」(220円~)もお薦め。
店名の由来は、フランス語の「コウノトリ」。幸運を運ぶ鳥といわれていることにちなみ、「パンで幸せを届けたい」との願いを込めたという。
小美玉市中延556の1
定休は水、木曜日
営業時間は午前10時~午後6時
(電)0299(58)5228
インスタグラムのアカウントは「cigogne7200」