「生地」を縁にスイーツ展開 足利・朝日染色が新プロジェクト 地元産原料、特製風呂敷も

下野新聞
2022年2月11日

 ハンドプリント生地製造の朝日染色(足利市今福町、田辺雅敏(たなべまさとし)社長)は、新たにスイーツをテーマにした「KiJi(キジ)堂」プロジェクトを始めた。

 プロジェクトは足利の町おこし、足利からの情報発信を目指して立ち上げた。「プリント生地の匠(たくみ)が、お菓子の『生地』にこだわったスイーツブランド」がコンセプト。9日には第1弾として足利市産イチゴ「あしかが美人 とちおとめ」を使ったパウンドケーキ「恋吹雪デ・フレーズ」をオンラインで発売した。

 このケーキは、パン専門店「茶々」(同市緑町2丁目)が朝日染色のプロデュースの下、笠原産業の小麦粉ゆめかおり、三田鶏園の卵、両毛酪農業協同組合の牛乳といった市内事業者の原材料を使って作り上げた。

 商品は朝日染色が特別にあしらえたデザインの風呂敷で包んで渡す。内容量は1本約360グラム。価格は3520円。11日から茶々でも販売する。

 15日には抹茶生地のパウンドケーキ「鶯(うぐいす)と庭」(価格4730円)を、風呂敷と丸信金属工業(同市借宿町)製の菓子切り刀剣を付けて発売する予定。