《茨パン(ibapan》生クリーム食パン Sayapan-さやぱん-(茨城・桜川市) 生地、しっとり軟らか  

茨城新聞
2022年2月18日

県道41号から1本細い道を入った所にある茨城県桜川市の「Sayapan-さやぱん」。店内に並ぶ約50種類ものパンは、店主の佐谷早苗さん(42)がほぼ1人で焼き上げたもの。徐々に種類が増え、今では一品ごとにファンがいるという。

もとは都内の結婚式場で西洋料理を振る舞っていたが、「晴れの日の料理もいいが、日常に寄り添ったものを作りたい」として、子どもの頃から好きで作っていたパンに着目。パン屋勤務や独学を重ね、2017年に念願の店を開いた。

「パンは生地が全て」と、材料はもちろん、温度や湿度、発酵時間に加え、水の温度など細部にまで気を配る。「毎日同じように作るのは簡単なようで難しい。でも、そこが面白い」。日々、パン作りの奥深さを実感するという。

一押しは、生地にこだわった生クリーム食パン(259円)。しっとりと軟らかい食感とほのかな甘みがあり、そのまま食べてもおいしいという。薄く延ばした生地に、自家製ラムレーズンを敷き詰めて巻いたレーズンブレッド(291円)は人気商品。クリあんとカスタードクリームが入ったくりあんぱん(205円)、完熟いちごのスイートコッペ(210円)などの菓子パンもある。

桜川市本木386の1
定休は日、月、祝祭日
営業時間は午前11時~午後6時
(電)0296(45)4965
※完熟いちごのスイートコッペは3月末まで