高崎の風景 今と昔比較 中央図書館で写真展

上毛新聞
2022年2月2日

高崎市立中央図書館の企画展「高崎の風景―昔と今―」が15日まで、同館で開かれている。市に寄贈された昭和30~40年代ごろを中心とした古い写真に基づき、場所を特定して現在の様子をアングルを極力同じにして撮影して比較している。

伊藤富太郎さんと岡本元次さん(いずれも故人)が撮影し、市に寄贈された写真を活用した。昭和30~40年代のほか、昭和初期などさらに古い風景を接写した写真もある。

今回の企画展に合わせて新たに撮影した現在の写真を含め、90点余りを展示し、撮影場所を地図に落とし込んだ。

「高崎駅西口とロータリー」「高崎駅東口と東三条通り」「中央銀座通り商店街」など八つのエリアの変化を写真で知ることができ、懐かしそうに見入る来館者もいた=写真。

企画展を担当した鹿沼栄輔さん(64)は「年配の方には青春時代を思い出してもらい、若い人には活気のあった中央銀座通りなど昔の高崎を知ってもらえれば」と話した。(米原守)