大階段にひな人形1600体 茨城・神栖のホテル 一足早く春の装い
茨城新聞
2022年2月1日
茨城県神栖市大野原の鹿島セントラルホテルで28日から、恒例のひな人形の展示が始まる。新館1階の大階段とモールエリアでは、27日に約1600体の飾りつけが完了。一足早く春の華やかな雰囲気に包まれた。
同ホテルのひな飾りは、4年目を迎える。ひな人形は地域の人たちから寄付されたもので、ホテルスタッフ10人が力を合わせ、一体一体丁寧に飾り付けた。
1階から2階へと続く36段の大階段には、あでやかなひな人形約が所狭しと並べられた。来館者は階段脇のエスカレーターから作業の様子を眺めたり、カメラを向けて写真に収めたりしていた。モールエリアには百人一首を楽しむ様子を、ひな人形で再現した展示も設けられた。
ホテルを運営する鹿島都市開発企画課の宮本晋吾さんは「この1年だけで約400体のひな人形を寄付していただいた。中には90年以上昔の貴重なひな人形もある。ぜひお越しください」と呼び掛けていた。展示は3月3日まで。