16店舗・施設にひな人形 3月3日まで茨城・土浦 つるしや段飾り

茨城新聞
2022年2月19日

3月の桃の節句に合わせ、ひな人形の展示が、茨城県土浦市内の観光施設や店舗で開かれている。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、市観光協会は「土浦の雛(ひな)まつり」のイベント自体は中止したものの、参加店舗の一部では独自に季節の展示を行う。同3日まで。

新型コロナ対策で人の移動や密集を減らすため、観光施設などではひな人形の展示のみを行っている。同市中央のまちかど蔵では、えとの寅(とら)や市のマスコットキャラクター「つちまる」を模した手作りのひな人形を並べた。土浦の商家に伝わる明治から昭和時代までの豪華なひな人形も展示。国登録文化財の蔵と共に昔の雰囲気を楽しめる。

同協会によると、雛まつりは例年、市内約130店舗が参加するが、今年はコロナの影響で16店舗にとどまる。市立博物館や図書館、ホテルや菓子店、飲食店、呉服店などでひな壇やつるしびな、江戸時代から明治時代までのひな人形を並べた。事務局は「店先では季節の雰囲気を味わえる。各展示場所では感染対策をして、静かに鑑賞してもらえれば」と話した。

まちかど蔵・野村では本年度の土浦写真コンテスト入賞・入選作品を並べる展示会も開いている。問い合わせは同協会(電)029(824)2810。

ひな飾りを展示する施設・店舗は次の通り。
▽ベルズイン土浦(大和町)
▽伊勢屋和菓子店(大手町)
▽お茶の平喜園(中央)
▽上高津貝塚ふるさと歴史の広場(上高津)
▽ザックスオオヌマ(中央)
▽尾張屋(同)
▽小松屋(大和町)
▽三浦柳(滝田)
▽市立博物館(中央)
▽福祉の店「ポプラ」中央店(同)
▽ラストウィン(川口)
▽市立図書館(大和町)
▽上大津公民館(手野町)
▽コーヒーハウスアモル(大岩田)
▽前野呉服店(中央)
▽土浦まちかど蔵「大徳」(中央)