日立シビックセンター 天球劇場、入場100万人

茨城新聞
2017年8月27日

日立市幸町1丁目の日立シビックセンター天球劇場の入場者数が26日、100万人に達した。100万人目となったのは同市会瀬町3丁目、小学1年、松尾香音(こお)さん(7)で、「びっくりした。科学がとっても好き」と笑顔を見せた。

天球劇場は科学館とともに1990年12月にオープン。27年8カ月で100万人の大台に到達した。

香音さんは父親の会社員、竜(とおる)さんや母、妹と家族4人で入場。科学館を含め月1、2回は訪れ、天球劇場は新作ごとに観覧するという。

記念セレモニーが劇場内で開かれ、小川春樹市長は「未来を担う子どもが100万人目でうれしい。これからも利用してほしい」とあいさつ。香音さんには花束と記念品の天体望遠鏡、100万人認定証が手渡された。

天球劇場は2010年10月から約5カ月かけて全面改修された。最新の映像・音響システムが導入され、光学式とデジタル映像を組み合わせた新プラネタリウムは、投影できる星の数が従来の2万3千個から1500万個に増加した。再オープン直前に東日本大震災が発生、映像制御コンピューターなどに大きな被害があり、約3カ月遅れて11年7月に再開された。

現在は人気漫画「宇宙兄弟」の主人公「ムック」が登場するオリジナル作品「スペースドリーム」などが上映されている。 

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