道の駅で1日10食 古代ゾウちなみ「カレー」 茨城・常陸大宮

茨城新聞
2022年1月24日

茨城県常陸大宮市で、10年前に歴史的な発見となった古代ゾウの化石にちなんだ特別食事メニュー「ステ・ゴロ・フォ丼カレー」(1500円)が考案され、同市岩崎の道の駅常陸大宮・かわプラザで、今月限定で提供されている。丼のご飯にステーキとコロッケが載り、フォカッチャが添えられ、カレーを掛けて食べる。

子どもから大人まで食べられる、まろやかな味のカレー。ボリューム満点で、特に男性に人気。また、家族連れや女性同士で取り分けて食べていることも多いという。

考えたのは、同市地域おこし協力隊の星野由季菜さんと、同所のレストラン常陸亭の料理人、坪井清さん。星野さんが、市内飲食店などで提供しているオリジナルカレーを集めて紹介する「ご当地カレーフェア」を企画。同道の駅にも持ち掛けたところ、坪井さんが、市内の崖地から10年前に頭骨がほぼ完全な状態の古代ゾウ「ステゴロフォドン」の化石を高校生が発見して話題になったことをヒントに、温めていた今回の語呂合わせのメニューを提案し、実現させた。

同レストランで1日10食限定。今月の人気次第で継続販売も検討する。

また、今月末まで、ステ・ゴロ・フォ丼カレーと「御前山ダムカレー」など5種類のオリジナルカレーのテークアウト弁当も、同駅直売所で販売している。