甘くてスパイシー 「いばらきのケア」が8月2日、ホエーカレー発売

茨城新聞
2021年8月1日

茨城県常陸太田市を中心に各種福祉事業などを展開する「いばらきのケア」(同市木崎二町、石川剛社長)が8月2日から、レトルトカレー「ホエーカレー」を発売する。チーズ製造の際の副産物のホエーの甘く優しい味わいと、にんにくスプラウト粉末のスパイシーな風味が楽しめる。

同社は2019年、発芽ニンニクがそのまま入った日本初のレトルトカレー「にんにくスプラウトカレー」を作っており、今回のホエーカレーは第2弾。発芽ニンニクは、障害者の就労などを支援する同社の多機能型生活支援センター利用者が水耕栽培したもの。ホエーは、同市里美地区の生乳を原料にオリジナルチーズを製造する加工所「ひたちおおたチーズ工房」のものを使用している。

パッケージは6種類で、里美地区をイメージするデザイン。包装の印刷や梱包(こんぽう)などに施設利用者が携わる。価格は1個600円で、6個入りセットが3240円。道の駅ひたちおおたや多機能型生活支援センターやまぶき(同市山下町)の直売店、同社の移動スーパーなどで取り扱う。

石川社長は「自社製品を作ることで、施設利用者の自信や働くことへの意欲につながっている。SDGs(持続可能な開発目標)につながる新商品であり、地域の特産品を知ってもらい、少しでも地域の活性化に貢献できれば」と話す。

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