《釣り》茨城・日立の会瀬漁港でタコ エギ、アピール重視 ラトル内蔵、におい付け
今回は、茨城県内の上州屋スタッフ有志で日立市の会瀬漁港へ堤防タコ釣行会に出掛けた。湾内の濁り具合を見ると厳しい釣りになることは予想できたが、濁りさえなくなれば釣れだすはずと臨んだ。しかしやはり結果は厳しいものだった。
私自身、堤防タコは初めて。経験豊富なスタッフに聞くと、タコがタコエギにかかると、何かに引っ掛かったように感じるという。そのイメージで釣りを開始。しかし、晴れてはいたものの、波と風、うねりに濁りも加わり、あまり条件がよくない。
まず堤防近くをタコエギ1本で探る。際どい所を狙うと根掛かりしてタコエギを失う心配もあるが、もしそうなっても、強く引っ張らず、方向を変えてシェイクすると比較的外れやすい。
参加者めいめい探っていると1人が1匹目をキャッチ。小ぶりだったが堤防の角でアタリがきて釣り上げた。濁りの中でタコへのアピールを重視し、ラトル内蔵のタコエギ3本に魚の味、においをスプレーしたのが奏功した。
状況によってはタコエギの本数を増やしたり減らしたりして、いろいろ試してみるのもよいだろう。カラーやラトルの音によっても反応が変わるため、タコエギも何種類か用意しておくと、その日の状況に合わせた釣りが可能になる。
反応が途絶えたのでポイントを移動したが、そこでも反応はなく、結局釣れたのは1匹だった。
その代わりといってはなんだが今回、各自がごみ袋を持って隅々までごみ拾いをして漁港の清掃に協力してきた。近年、全国的にも釣り禁止や立ち入り禁止エリアが増えつつあるのが気掛かりだが、釣り人の振る舞いも一因ではないかと思っている。
釣具屋はもちろん、釣り人や近隣住民の方々と共に考えていかなくてはならない。ごみを見つけたら少しでも拾って帰りたい。それ以外にも駐車問題やマナー違反を多く聞くので気を付けたい。
私自身、釣りの時もそうでない時も釣り場でのマナー順守に努めている。今回は釣れなかったが、海が落ち着いてくればまだまだ釣れるはず。堤防タコは初めてだったが経験して学べたことは多かった。次こそはとタコ釣り研究に余念がないこのごろだ。(上州屋水戸店・向後泰裕)
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