人気釣り場の魚釣園、再オープン 鹿島港 民間団体が運営
茨城県内外から大勢の釣り人が訪れる人気の釣り場「鹿島港魚釣園」(同県鹿嶋市新浜)が運営体制を一新し再オープンした。3月まで県が運営していたが、本年度からは地元の民間団体が担っていくことになった。今後は地元自治体と連携しながら地域振興に取り組んでいく。
同魚釣園は1994年2月に開園。港内の防波堤約250メートルが釣り場として開放されている。柵が設置され、親子連れや初心者も楽しめる釣り場として知られる。防波堤にある魚釣園としては県内唯一で、市によると年間約3万人が訪れるという。
今月から運営者となったのは「鹿島港釣り振興の会」(平山一男代表理事)。県が3月末で同園の指定管理者制度を取りやめたことから、市などで構成する鹿島港魚釣園運営協議会で運営者を探したところ、日本釣振興会のメンバーで釣り場の確保に取り組んでいる市内在住の平山代表理事が手を挙げた。
今後は管理棟で釣り具の貸し出しや軽食の販売なども予定し、市と協力したイベント開催も見据える。平山代表理事は「幅広い世代の人が手軽で気軽に利用できる場所にしていきたい」と話した。
入園料は大人600円、小中学生300円。利用にはライフジャケット着用が必要で、ライフジャケットのレンタル料300円。無料駐車場30台。4月の開園時間は午前8時~午後5時。火曜日、年末年始は休園。
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