高崎・キングオブパスタ カーロが連覇3度目V 「食べたことない味目指した」

上毛新聞
2021年12月10日

 群馬県高崎市内のパスタの名店が味を競う「キングオブパスタ」(実行委主催)の表彰式が8日、市内で開かれた。投票の結果、カーロ(同市連雀町)が2年連続3回目の優勝に輝いた。代表の小板橋浩一さん(48)は「前年優勝のプレッシャーもあったが、スタッフの思いも背負っての優勝だった」と喜んだ。

 カーロは「2つの食感の赤城鶏と高崎産カリカリ梅の海苔(のり)クリーム」を出品。得意とするクリームソースに、のりと梅を加えて和風に仕上げ、ソテーした赤城鶏を合わせた。小板橋さんは「食べたことのない味を目指した。お客さんの受けも良く喜んでいただけた」と振り返った。

 2位はバンビーナ筑縄店(同市筑縄町)の「はもん水上とパンナリモーネのリングイネ」、3位は高崎リングロード(同)の「幸せの詰まった『芳醇ボンゴレチャウダー』」だった。投票総数は2014票。

 例年は市内のもてなし広場で開催しているが、新型コロナウイルス感染対策のため、昨年に引き続き、各店舗を回って投票するスタンプラリー形式で10月8日~11月30日に開催した。今年は過去最多の22店舗が参加し、県産食材を使って工夫を凝らした創作パスタを提供した。

 キングオブパスタは2009年に始まり、今年で13回目。市の恒例イベントとして定着している。実行委員長の青島真一さん(46)は「パスタが好きな市民がいてこそ盛り上がれるイベント。食べて投票してくれた皆さんに感謝したい」と話した。