《富岡 世界遺産とともに》和洋レストラン「新洋亭」 カツの衣にシルク
上毛新聞
2015年9月8日
上信電鉄上州富岡駅から駅前通りを南へ抜けた先の和洋レストラン「新洋亭」は、富岡で最も古い洋食店として不動の人気だ。1925年に開業した初代は名古屋からコックを招き、洋食の調理法を学びながら営業した。
絹弁当(850円、要予約)は、県が富岡製糸場の世界遺産登録運動を始めた年に考案した。富岡らしく、ヒレカツの衣にシルクパウダーを混ぜ込んだ。煮物など野菜をふんだんに使い、彩りと栄養に配慮した。
店を切り盛りする3代目の井上邦男さん(66)=写真右=と妻のかず子さん(66)=同左=は、「何度でも来ていただけるよう頑張りたい」と語った。
午前11時~午後8時。水曜定休。富岡1412。☎0274・62・0270
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