茨城・石岡の柿をPR やさと観光果樹組合

茨城新聞
2021年10月15日

秋の味覚、柿の実りが本格化するのを前に、筑波山麓の茨城県石岡市八郷地区で観光果樹園15戸が組織するやさと観光果樹組合(中村剛組合長)は6日、同市小幡の果樹園で、今季の柿をPRした。

市によると、八郷地区の柿栽培は、昭和初期に「富有」を試作して以来発展。現在の栽培面積は計約20ヘクタールで、西村早生(わせ)や早秋、松本早生富有、太秋(たいしゅう)、最もよく知られる富有などの品種が順に旬を迎え、11月末までシーズンをつなぐ。

PR会では、中村組合長が「2季にわたる新型コロナウイルス禍は客足を奪った」と厳しい状況を説明。今季の生育は順調で「1週間ほど成熟が早い感じ。台風16号の被害もほとんどなく、各品種とも糖度がよく乗っている」とアピールした。「感染対策も万全の体制を取っている。足を運んでほしい」と呼び掛けた。

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