ナシ収穫期 秋の味覚、密避け楽しむ 茨城・かすみがうら

茨城新聞
2021年9月16日

茨城県内有数の果樹産地、かすみがうら市の観光果樹園で、ナシが収穫期を迎えている。密を避けられるゆったりとした園内で、黄緑色の実を丁寧にもぎとっていた。

同市下土田の前川果樹園は、1・6ヘクタールのナシ畑で7品種を栽培。豊水やあきづきがピークを迎えており、今週半ば以降は、新高やにっこりが旬となる。前川浩幸代表(57)によると、今年は梅雨明けが早く、好天にも恵まれ、作柄は良好だという。

新型コロナウイルスの影響で、東京方面からの団体客のキャンセルが相次ぎ、県内の家族連れが来客の中心。同園では手指消毒などの感染対策を講じ、訪れた人を迎える。

家族4人で訪れた守谷市、主婦、女性(32)は「ナシ狩りは初めて。子どもがすごく喜んでくれて良かった」と笑顔で話した。

同園でのナシ狩りは10月中旬ごろまで楽しめる。

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