飲食店限定の日本酒を出荷 佐野の第一酒造

下野新聞
2021年10月7日

 銘柄「開華」を醸造する第一酒造(佐野市田島町、島田嘉紀(しまだよしのり)社長)は、国の新型コロナウイルス緊急事態宣言解除を受け、飲食店でのみ提供される日本酒「飲食店で乾杯!」の出荷を始めた。取引先の飲食店が順次提供していく。

 飲食店で乾杯!は、少人数の来店者にも提供しやすい飲み切りサイズ180ミリリットル瓶の純米吟醸酒。島田社長は「多くの人に愛飲していただけるよう、果物系の上品な香りとすっきりした味わいにした」と説明する。

 コロナ禍により酒の提供が制限され、飲食店やその納入業者は、経営に大きな影響を受けた。島田社長は「特に佐野市では2年前に台風19号被害で忘年会が自粛され、その後もコロナ禍で外飲み自粛が続いている」といい、こうした業者を支援していきたい考えだ。

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