お盆に向けこだわりの線香作り 茨城・石岡の筑波山麓

茨城新聞
2021年8月2日

お盆に向けて、茨城県石岡市小幡の筑波山麓で、水車を使った昔ながらの線香作りが進んでいる。

1907年から製造を続ける駒村清明堂(駒村道広代表)の線香は、香りがよく、ゆっくり燃えるのが特徴だ。天日で乾燥した杉の葉を、水車の力で動くきねを使い、時間をかけて粉にする。特有の香りや、適度な粘りが保たれるという。

練って粘土状にした粉は、機械で細長く押し、板の上で成形し乾燥。規定の本数に分け、紙で束ねられる。こだわりの線香を求め、遠方から訪れる客もいる。

線香は店頭や地元のJA直売所で購入できる。

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