《釣り》テンヤでマダイ狙い 茨城・日立沖 エビに針埋め、掛かり良し

茨城新聞
2021年8月3日

「マダイが食べたい」という家族の要望に応え、他店同僚と茨城県の日立久慈漁港からマダイテンヤ釣りへと繰り出した。「浅場で数が出ており、テンヤは6号8号の用意を」との事前情報で、根掛かりでなくしたテンヤを買い足して釣行に臨んだ。

午前5時前に集合して席順決め。これまで右の大ドモ(一番後ろの席)で良い結果が出ているのでひそかに狙っていたが、結果は左胴の間(真ん中)だった。揺れは少なく、船長に常磐沖の釣り方を聞くには良い席だ。

5時に出航。約50分走り本日最初のポイントへ。多少風はあるもののうねりはほとんどなく、水は澄んだ状況。「水深9メートル、根があるので底から少し切って仕掛けの入れ直しをまめに」と船長よりアナウンス。

いろいろな釣り場で実績のあったオーバルテンヤ6号で第1投。着底を感じ糸フケを取り、聞き上げるときに根掛かり。さおを振りながら根掛かりを外す。気を取り直し再投入。

同僚が「今こつっと当たりました。合わせたけど掛かりません」。しばらくして大トモのベテラン釣り人が本命マダイをゲット。負けじと同僚もマダイをゲット。開始10分で幸先の良いスタートにお互い笑顔。

その後小移動をし、若干深いポイントを攻めると、私も小型だが本命が釣れ、取りあえず一安心。同僚は小さいアタリに反応し数を伸ばしていく。その時わずかにこつっとアタリ。すかさず合わせるとぐんぐんと引き込まれる。

先ほどとは明らかに引きが違う。慎重にやりとりをする。しかしあと数メートルの所で痛恨のすっぽ抜け。逃げられてしまった。気を取り直しテンヤの種類を変えて投入後、着底前にアタリ。合わせると先ほどより一回り大きい本命、同僚も連発した。しかし船全体でベラやフグ等の外道が掛かりだしたためポイントを大きく移動。

孫針をエビの中に埋め込み、針が見えないようにした方が掛かりがいい、とアドバイスを受け、早速試すと合わせる前に引き込まれる力強いアタリ。上がったのは良型のメバルだった。その後はアイナメ、マダイが釣れて11時に沖上がりとなった。

本命のマダイ以外にもタケノコメバルなど多彩な釣果に笑顔

 

 

今回乗船した日立久慈漁港の「大さん弘漁丸」はきれいな大型船で船長はじめ面倒見も良く、釣果も多彩で楽しめた。(上州屋つくば店・戸高和幸)

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