《釣り》茨城・鹿島沖 テンヤマゴチ絶好調 リリース含め10匹超

茨城新聞
2022年8月27日

■首振るような引き楽しむ

最近、茨城県の鹿島沖でマゴチの釣果が好調と聞きおよび、鹿島港は植田丸のテンヤマゴチ船に乗り鹿島沖に行ってきた。事前情報によると水温が高く、マゴチの活性も高いという。期待に胸を膨らませて午前4時半に集合、私の他に6人で鹿島港から出船した。

テンヤマゴチは道具も手軽。さおに対して、仕掛けも30~50グラムのジグヘッドを付け、3~4インチのエビまたは小魚のワームを付け、できるだけ遠くに投げて底を引きずるように巻くだけだ。仕掛けが絡むことも少なく、マゴチの他にもヒラメ、マダイなども狙える。細い糸で魚とやりとりするので、駆け引きを最大限に楽しめる。

今回使用したのは210センチの専用ざお、硬めの一つテンヤざお。スピニングリールにPEラインが1号で、リーダーがフロロカーボンの4号。仕掛けはジグヘッド40グラムにエビ型のワームを付けた。

出港して約30分でポイントに到着。快晴で風もほとんどなく絶好の釣り日和。水深約10メートル、底は砂地だ。

船長の合図で仕掛けを投入すると、1投目からごんごんとさお先にアタリが来て、すかさずフッキングする。マゴチ特有の首を振るような引きを楽しみながら糸を巻き上げると、50センチと良型のマゴチが上がった。

その後もアタリが絶えず、終日コンスタントに釣れ続けた。持ち帰り規定の10匹を釣り上げた。午前11時に沖上がり。最終的には既定の数を超えてのリリースを含めれば10匹以上の釣果で大満足だった。

アタリが絶えず持ち帰り規定の10匹を釣り上げられた=鹿島沖

 

 

船長によるとこの日は魚の食いがいつになくよく、アタリも多く、よく釣れていたとのこと。ちょうど今がベストシーズンで一番魚が釣れる時期。この機会にテンヤマゴチに挑戦してみてはいかがだろう。

今回私はマゴチ釣りをしたが、植田丸は一つテンヤ、ルアー船がメインでこの時期はメタルジグで釣ることが多く、マダイをはじめ根魚や青物などさまざまな魚が釣れる。テンヤ、ルアー船以外にもヒラメやヤリイカなど時期に合った釣り物を取り扱っている。(キャスティング鹿島神栖店・篠塚弘之)