カジキ釣り、国際大会に 全国初、茨城・大洗で8月開催
茨城県と茨城県大洗町などは8月27、28の両日、全国で初めてカジキ釣りの国際大会を同町で開催する。県が進める「ひたちなか大洗リゾート構想推進事業」の一環で、大会名は「大洗インターナショナルフィッシングフェスティバル」。富裕層向けのカジキ釣り大会を中心に、一般市民に親しんでもらえるステージイベントなどを盛り込んだ総合イベントとして企画し、地域のブランド力向上を狙う。
主催は、県と大洗町、同町商工会、同町観光協会などでつくる同フェスティバル実行委員会。会長は大井川和彦知事、副会長は国井豊大洗町長が務める。
県によると会場は大洗マリーナを拠点とし、同町から20キロ以上の沖合がカジキ釣りのスポットになる。参加者は、ボートを走らせながら疑似餌(ルアー)を流して魚を釣る「トローリング」でカジキを狙う。大会2日間で、釣ったカジキの大きさや本数を競い合う。
米国・ハワイやメキシコなどカジキ釣りの聖地とされる国から、海外大会で実績のある人約5人を招聘(しょうへい)する予定。日本人の参加者は今後募集する。
同町では毎年、団体主催のカジキ釣り大会「ビルフィッシュトーナメント」が開かれ、クロカジキやマカジキなどさまざまな種類のカジキが釣り上げられている。最大では重さ254.8キロのカジキが釣り上げられたという。今回、同大会を国際大会に発展させ、リニューアルする形となる。
30日の定例会見で大会開催を発表した大井川知事は「国際大会と周辺イベントの開催で、地域の付加価値を上げるようなイベントにしたい」と話した。