かれんに初夏彩る 鹿沼 ハナビシソウ見頃

下野新聞
2021年6月13日

 【鹿沼】初夏を彩るハナビシソウの花が中粕尾の「花農場あわの」で見頃を迎え、色とりどりのかれんな花が里山の風に吹かれて揺れている。

 ケシ科のハナビシソウはカリフォルニアポピーとも呼ばれ、朝に花びらを開き、夕方に閉じる性質を持つ。約1・1ヘクタールの庭園では白や黄、オレンジ色の花が咲き誇り、来場者は写真を撮ったりテラスで花をめでながら食事を取ったりして、思い思いの時間を楽しんだ。

 園内を散策していた宇都宮市若松原2丁目、無職鈴木正市(すずきしょういち)さん(71)は「自宅の庭にも咲いているが、これだけ集まると壮観ですね」と満足そうだった。同農場の若林(わかばやし)ふみ子(こ)代表(71)は「今年は種まきを遅らせたので6月末までは見られそう」と話している。(問)同農場0289・83・7787。

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