「五感で体験」機能拡充 茨城県フラワーパーク 4月29日、装い新たに開業

茨城新聞
2021年3月28日

茨城県や石岡市などは25日、県フラワーパーク(石岡市下青柳)を4月29日にリニューアルオープンすると発表した。県花のバラを中心に香りや触れるなど「五感で体験」する機能を拡充。園内の飲食、物販施設も充実させるなど、魅力の高い施設に生まれ変わる。

この日は県庁2階ロビーで、大井川和彦知事と石岡市の谷島洋司市長、指定管理者の1社として運営するパーク・コーポレーション(東京)の井上英明社長が会見し、新施設の概要を発表した。大井川知事は「民間の新たな発想を取り入れ、国内外の観光客が集まる名勝になる」と自信を込めた。

愛称は「いばらきフラワーパーク」。レストランやエントランスを新設したほか、従来施設を改装し、インフォメーションセンターや物販施設なども整備した。事業費は約20億円。年間の入園目標はリニューアル前に比べ約10万人増となる25万人を掲げた。

約12ヘクタールの園内には、900種9千株のバラを配置。開業後は、17種の新品種も披露する。営業時間は午前9時~午後5時(12月~2月は午後4時まで)。火曜休園。入園料は900円(子ども300円)、春と秋のバラの最盛期は1200円(子ども400円)。

同園の開業に併せ、隣接する自然公園「石岡市ふれあいの森」もリニューアルする。円形型ロッジやグランピング施設を新設し「フラワーパークと併せた滞在型観光」(谷島市長)を提供していく。

地図を開く 近くのニュース