伝統の美、ひな人形一堂 木目込み、陶、竹製 下妻で3月14日まで
茨城新聞
2021年2月26日
江戸から令和までの多様なひな人形を集めた企画展「第9回ひなに魅せられて~ひな人形の世界~」が3月14日まで、下妻市長塚乙の市ふるさと博物館で開かれている。各時代の人形が並び、長く受け継がれてきた歴史や伝統の美を醸し出している。
ひな人形は、市内の各家庭から借りたり同館に寄贈されたもので、古民具と組み合わせ展示している。江戸から明治の作とみられる貴重な「享保雛(びな)」をはじめ、木目込み人形、九谷焼や有田焼など陶製の人形、竹人形などがそろう。御所に見立てた豪華な建物の中に内裏びなを置いた「御殿飾り雛」も展示されている。
会場にはひな祭りの歴史をひもといたパネル展示もあり、じっくり鑑賞できる。同館の担当者は「(時代ごとに)人形の顔や衣装が違うので、そこを見ていただけると楽しいと思う」と語り、来場を呼び掛けている。
入館料は一般200円、児童・生徒100円。未就学児、65歳以上、障害者手帳を持っている人は無料。同館(電)0296(44)7111。de
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