名物コラボした縁起物 宮牛包 寿限無餃子 宇都宮

下野新聞
2021年1月18日

 もっちりとした皮に肉汁が閉じ込められた「宮牛包(みやぎゅうぽう)」(3個600円から)。宇都宮市のブランド牛「宇都宮牛」をぜいたくに使った小籠包(しょうろんぽう)風の焼き餃子(ぎょーざ)だ。

 中国出身のオーナー江小涛(こうしょうとう)さん(40)が2017年、宇都宮牛肥育農家などでつくる宇都宮牛協会と共同開発した。

 宇都宮牛は指定農家が育てた黒毛和種で、脂の上品な甘みが特徴だ。江さんは「こんなに良い牛肉が宇都宮にあるんだから」と、宇都宮名物の餃子と組み合わせた。

 通常の餃子より大ぶりで、皮から手作りする。あんは宇都宮牛を6割使い、あとは豚肉とタマネギのみ。肉の柔らかさとジューシーさが最も感じられる比率という。酢とコショウで食べるのが江さんのお勧めだ。

 中国では餃子が昔の貨幣の形に似ていることから縁起物とされ、春節(旧正月)に食べる習慣がある。

 「おせちの脇に宮牛包が並んでたらうれしいな」と江さん。丑(うし)年の幕開けにぴったりの一品だ。

 【メモ】宇都宮市馬場通り2の3の5、バンビル1階。午前11時~午後2時、午後5時~10時。月曜定休。餃子の通信販売もしている。(問)028・612・7078。

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