3密回避へICタグ導入 稲敷の大杉神社 待ち時間削減

茨城新聞
2020年12月30日

新型コロナウイルスの感染拡大に対応しようと、稲敷市阿波の大杉神社は、お守りやお札の会計にICタグを導入した。専用のレジ3台を用意し、今月末以降、初詣客向けに使用し、会計時間を短縮し参拝客の混雑緩和を図る。

神社はお守りの販売所を新たに1カ所設け、計3カ所全てに新しいICタグ対応レジを導入し、正月に備えている。参拝客が商品を籠に入れて専用の会計台に置くと、商品の入った袋に貼ったICタグの情報が瞬時に読み込まれ、品名と価格が表示される。参拝客が集中する初詣は、お守りやお札を購入するため200人近くが列を作ることもあるという。

疫病や天災、不幸といった「悪魔」をはらう「あんばさま」として人々に親しまれてきた同神社。市川久仁守宮司は「寒い中、待ち時間を減らし、併せて3密回避も図りたい」と話した。

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