しめ縄作り、穏やかな新年願う かすみがうらの外岡さん

茨城新聞
2020年12月13日

年の瀬が近づく中、かすみがうら市男神、農業、外岡敏朗さん(78)方で、正月用のしめ縄作りが行われている。

しめ縄用に栽培したわらを7月末から8月上旬にかけて刈り取り、乾燥させて保管、10月上旬から作り始めた。青々しい香りが漂う作業場で、妻の久子さん(78)が束ねたわらを、外岡さんが丁寧に編み込んでいく。長さは2尺(約60センチ)から6尺(約1・8メートル)まであり、今年は約千本を作成。東京や近くの直売所に出荷したほか、土浦市や石岡市の神社にも納めるという。

外岡さんは「手に取った人からは、丈夫で香りの良いしめ縄と言ってもらえる。しめ縄を飾り、穏やかな正月を迎えてほしい」と話した。作業は今月中旬まで続く。