新年へすす払い 鹿島神宮 重文の楼門清める

茨城新聞
2020年12月2日

師走を迎え、鹿嶋市宮中の鹿島神宮(鹿島則良宮司)で1日、1年間の汚れを落とす恒例の「すす払い」神事があり、神職らが国重要文化財の楼門を丁寧に清めた。

同神宮によると、すす払いは、「御煤(おすす)おろし」とも呼ばれ、新年を迎えるに当たり、長く続けられている伝統行事。神職2人と巫女(みこ)2人は拝殿前で拝礼後、長さ約4メートルの「オスス竹」を使い、朱色の楼門をなでるようにして、ほこりを払った。

同神宮ではこの神事を皮切りに、新年を迎える準備を本格化させる。神事を初めて見たという同市、接客業、新堀美咲さん(35)は「今年は新型コロナで仕事にならなかった。無事に新年を迎え、来年は仕事をしたい」と話した。

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