冷たさ耐え、身清める 鹿島神宮「大寒禊」

茨城新聞
2018年1月21日

鹿嶋市宮中の鹿島神宮境内の御手洗(みたらし)池で20日、荒行「大寒禊(みそぎ)」が行われた。大勢の参拝者が見守る中、神職と県内外の一般参加者が冷たい池に肩まで漬かり、心身を鍛え清めた。

参加者は頭に白鉢巻きをして男性は白ふんどし、女性は白装束姿。「エイホ、エイホ」と舟をこぐような独特の動作「鳥船(とりふね)の行」で体をほぐし、「エイッ」と気合を入れて池へ。水温12度の冷たさに耐えながら一心に「大祓詞(おおはらいのことば)」を読み上げた。

自身11度目となる荒行を終えた水戸市の金沢宏子さん(60)は「昨年3月に定年を迎えた。第二のスタートで社会に少しでも貢献できることをやりたい」と抱負。最年長参加者、東京都の石井功さん(74)は「還暦から始めた。(今年も)健康が一番」と話した。 

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