古河で下総美術展 会員55人が意欲作 25日まで 茨城
茨城新聞
2025年5月23日

茨城県古河市を中心に活動する下総美術会の作品展が、同市仁連の野本電設工業コスモスプラザ(三和地域交流センター)で開かれている。会員55人の力作89点が展示されている。同展は25日まで。
同市で活動した画家、及川正さん(故人)から指導を受けた絵画グループで、周辺市町にも会員がおり「下総美術展」として毎年作品展を開催している。今回で38回目。油彩や日本画、版画など大小さまざまな作品が並ぶ。「冬の小樽『海猫屋』」(水彩)を出品した宮原藤江さんは「以前油絵で描いた作品を改めて水彩で描いた。こうして発表できる場があり、励みになる」と話した。
今年のいばらきねんりん文化祭わくわく美術展で茨城県知事賞を受賞した「黒部の電気機関車」(油彩)を出品した大嶋静さんは「会員は制作を通じて切磋琢磨(せっさたくま)している。それぞれの思いを込めた作品を見ていただければ」と来場を呼びかけた。