鹿島神宮 新年に向けすす払い

茨城新聞
2018年12月2日

師走に入った1日、鹿嶋市宮中の鹿島神宮で恒例の「すす払い」神事があり、神職らが国重要文化財の楼門で1年間のほこりを丹念に払い落とした。

すす払いは、かつて「御煤(おすす)おろし」とも呼ばれ、古くから行われてきた伝統行事。おはらいを受けた神職とみこが、鮮やかな朱色の楼門(高さ約17メートル)前に横一列になり、山鳥の羽根や奉書を取り付けた長さ約4メートルの「オスス竹」などを使ってなでるようにほこりを払った。

埼玉県川口市から夫婦で参拝に訪れた会社員、須藤哲也さん(51)は「初めて見られて良かった。無事に新年を迎えたい」と笑顔で話した。

同神宮ではこの後、新年を迎える準備が本格化する。

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