神栖市 特産品に認定 カミスココくんサブレ誕生

茨城新聞
2019年4月4日

神栖市は市の魅力をPRし、市民や観光客に親しまれる商品を特産品として認定する「神栖市地域特産品認定事業」の新たな認定品に、鹿島製菓(神栖市知手中央、大槻和行社長)が開発した「カミスココくんサブレ」を決定した。4月中旬ごろ、店舗販売を開始する。

認定品には、認定証と認定シールが交付し、商品の包装などに表示できるとともに、特産品として市や観光協会のホームページ、イベントなどで広く周知できる。新商品開発には、補助対象経費の2分の1以内を補助している(上限30万円)。

認定されたサブレは、頭部が茨城県の形で、赤い同市の位置を矢印で“ココ”と指し示している同市のイメージキャラクター「カミスココくん」をかたどった。生地に同市産の米粉と県産のメロンを使い、同市の位置を示す赤い部分はチョコレートを着色して塗り付けた。

認定証交付式と、試食会が3月26日、同市溝口の市役所で行われ、石田進市長や鹿島製菓の大槻社長、市観光協会の山崎芳一会長らが出席。石田市長から大槻社長に認定証と認定シールが手渡された。

石田市長は、メロンがほんのり香る優しい味わいに「懐かしさを感じる味。おいしい」と舌鼓を打っていた。

大槻社長は「カミスココくんは全国的にも人気があり、市の知名度を上げるべく奮闘している。一助となり、市全体で神栖市の名を広めていきたい」と話した。

同市はこれまで、生産量日本一を誇る同市のピーマンを使ったサブレやあめ玉、サバの文化干しなどを認定している。(関口沙弥加)

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